30分程の面接では猫を被った問題社員はなかなかボロを出しません。そこでこんな質問はどうでしょうか?
(1)「人に負けない何かを持っていますか?」
仕事に対する意欲の乏しい人ほど、仕事に関係のない回答をしがちです。人より秀でた何かを持っている人は、いい仕事をしてくれます。得意なことが何もないのは努力もしてないし、自分に対する自信ももってない人です。
(2)「この仕事のどこが好きなのですか?」
好きな理由とそれを仕事にしたい理由まで聞かなければ、高いパフォーマンスを期待できません。何となく来てもらっても会社は迷惑です。また、応募者の資質を知るためにも聞くことをお勧めします。「とにかくこの仕事が好きなのです」といった応募者もいます。
(3)「我が社の業務内容はご存じですか?」
ほとんどの会社がホームページで企業情報を開示しています。それすらチェックしないで来る人は、会社は行けばお金を貰えるところとしか思っていないものです。何をしている会社も知らないで応募するのもいます。面接のときにも聞かないものもいます。上手に断ってください。
(4)「前の職場から退職証明書を貰ってください」
問題社員は、履歴書をよく誤魔化します。会社としてはある程度過去を知っていないとうかうか採用することはできません。おかしな退職の仕方をしていれば、前職場に証明書をお願い出来ないため応募者は証明書を出し渋ります。少しでも違和感を感じたときは、採用しないのが一番ですが、退職証明書を取るのも一つの防衛手段です。また、前職の退職証明書を要求するのは違法ではありません。
ただ、中小企業でとにかく人手が欲しいという理由で安易に採用すると、問題社員が網にかかってきますので十分注意してください。